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俳句の庭

  • 楤の花

    8月 23rd, 2024

    「楤(たら)」はウコギ科の落葉低木。各地の山地に自生する。初秋の頃、茎の上に小さな白・黄緑色の五弁の花が円錐状に群がって咲く。雌雄同株。早春に出る芽を「楤の芽」(春季)として食用にする。

  • 赤富士

    8月 23rd, 2024

    夏の裏富士(山梨側から見る富士のこと)が朝日で真っ赤に染まる現象。晩夏初秋の夜明け、雲や霧によって曙光が分光されて起こる。葛飾北斎は、『富嶽三十六景』の一つとして、「凱風快晴」と題する赤富士を描いた。「赤富士」が夏の季語として定着したのは、富安風生の句〈赤富士に露滂沱たる四辺かな〉によるという。

  • 魚跳ねて途切るるほどの秋思かな

    8月 22nd, 2024

    「秋思(しゅうし)」は秋になり心に感じたり思ったりすること。寂しさ、静けさ、秋のあわれなどが一体になって形づくられる思い。春の「春愁(しゅんしゅう)」と比べると、心の湿り気は少ない。

    静かな水面を見つめて、無色透明のほとんど無心に近い思いの中にいたとき、不意に鮠か稚鯉か銀鱗の一寸ほどの魚が跳ねて、そこで思いが断ち切られたのだった。その水輪もたちまち消えて、水面は元の静寂に戻ったが、魚が跳ねて途切れた私の「秋思」は、途切れたままだった。それ程淡々とした「秋思」だった。令和3年作。

  • 蝙蝠(こうもり)

    8月 22nd, 2024

    翼手目に属するコウモリの総称で、飛翔できる唯一の哺乳類。手の骨が長くなり、それらの間及び手と体側の間に飛膜が発達して空中を飛べるように進化したという。小昆虫を捕食する種と植物の葉や果実を採食する種がある。昼はねぐらに休眠し、日没後ねぐらから出て餌を求めて飛び始める。「蚊食鳥(かくいどり)」ともいう。

  • 目高

    8月 22nd, 2024

    メダカ科に属する淡水魚。体長3センチほどで、日本に産する魚のうち最小。本州以南の各地の野川や湖沼、水田などに棲む。産卵期は晩春から秋にかけて。もともとの体色は黒灰色だが、シロメダカ、ヒメダカなどの変種もあり、主として観賞用に飼育される。2003年に環境省が発表したレッドデータブックに絶滅危惧種として指定された。

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