多くの小・中・高等学校では8月末で夏休みが終わり、9月1日に二学期が始まる。社会人にも、旧盆を挟んだ夏季休暇がある。夏休みや夏季休暇が終わり、新学期が始まり常の生活に戻るときの哀歓や倦怠感、緊張感、期待感の入り混じった気分は、この時季特有のものだろう。「休暇果つ」ともいう。

多くの小・中・高等学校では8月末で夏休みが終わり、9月1日に二学期が始まる。社会人にも、旧盆を挟んだ夏季休暇がある。夏休みや夏季休暇が終わり、新学期が始まり常の生活に戻るときの哀歓や倦怠感、緊張感、期待感の入り混じった気分は、この時季特有のものだろう。「休暇果つ」ともいう。

蓑虫(みのむし)はミノガ科の蛾の幼虫。木の葉や枝を糸で綴った袋を作り、その中に棲む。蓑虫には発音器官がなく、実際に鳴くことはないが、〈蓑虫の音を聞きに来よ草の庵 芭蕉〉など詩歌の伝統では鳴くものとされてきた。
独り言を言ってしまってから、誰かに聞かれていたのではないかと、周りを見回すことがある。誰にも聞かれていなかったことが分かるとほっとする。しかし、傍らの枝に付いていた蓑虫には、私の独り言が聞こえていたような気がした。掲句はそのような心持ちを句にしたもの。秋が深まっていく頃であった。令和5年作。
毒きのこのこと。菌類の中でも人に対して有毒成分を持つもので、軽い下痢程度で収まるもの、誤食すると致命的になるものなどがある。美しい色をしているものが多く、暗がりで発光するものもある。代表的な毒茸としてはドクツルタケ、ツキヨタケ、テングタケ、ドクベニタケ、ニガクリタケ、シロハツモドキ、キホウキタケ等が知られている。
下の写真は公園に生えていたオオシロカラカサタケ(毒茸)。食用きのこのカラカサタケと類似しており、誤食が多い。

「冷やか」は秋になって肌に直接覚える冷気、冷やかさのこと。物に触れて肌で感じる秋の気配。「ひえびえ」「秋冷」などともいう。
掲句は、ある人から来た断りの返信から受けた、その人の心の持ちようの冷やかさを詠んだもの。「冷やか」という季語が本来持つ即物的に捉えた秋の感覚とはやや異なった、心理的な冷やかさを多分に含んだ用い方だが、期待外れの手短な返信を受け取ったとき、そう表現するしかなかったことを覚えている。令和5年作。