盂蘭盆会(うらぼんえ)では故人の霊を供養するばかりでなく、長寿の人に対しても祝い物を贈ったり饗応したりする。「生身魂(いきみたま)」は盂蘭盆で敬われる年長者のこと。
掲句は「生身魂」である年長者の内面にある戦争の傷跡を詠んだ作品。戦後80年近く経過した今でも、この度の太平洋戦争の戦禍を経験した人には、依然として「戦後」が続いているとの思いがあるのだ。生きている限り、その思いは変わらないのだろう。『俳壇』2024年11月号。
盂蘭盆会(うらぼんえ)では故人の霊を供養するばかりでなく、長寿の人に対しても祝い物を贈ったり饗応したりする。「生身魂(いきみたま)」は盂蘭盆で敬われる年長者のこと。
掲句は「生身魂」である年長者の内面にある戦争の傷跡を詠んだ作品。戦後80年近く経過した今でも、この度の太平洋戦争の戦禍を経験した人には、依然として「戦後」が続いているとの思いがあるのだ。生きている限り、その思いは変わらないのだろう。『俳壇』2024年11月号。
「薄暑」は初夏の頃のやや汗ばむほどの暑さをいう。大正初期に季語として定着した。「軽暖」ともいう。
作者は戦前の生まれだから今おおむね八十代。掲句は自らの来し方を詠んだものだろう。自ら生きてきた80年を「道草」と断じたところには、永年俳句にたずさわってきた作者の心のうちの風狂の思いも感じられる。肩の力を抜いたときにふっと生まれた作者の飾らない自画像であろう。『俳壇』2024年11月号。
マメ科ササゲ属の蔓性一年草。本州以南の日当たりのよい野原などに自生する。初秋の頃、葉の腋から長い柄をのばし、その先に黄色い花を咲かせる。花の後、細長い形の果実をつけ、成熟すると音を立てて弾ける。本種を品種改良したものがアズキとも、アズキが野生化したものが本種とも言われる。アズキと同様に、豆が食用になる。
