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俳句の庭

  • 原爆忌

    8月 9th, 2024

    第二次世界大戦末期の昭和20年8月6日広島市に、同月9日長崎市に原子爆弾が投下された。この両日には、数十万人ともいわれる被爆の犠牲者の御霊を鎮め、過ちを二度と繰り返さないため、この二都市を中心に慰霊行事が執り行われる。8月6日を「広島忌」、9日を「長崎忌」ともいう。

  • 茶の実

    8月 9th, 2024

    茶の木は中国原産のツバキ科の常緑低木。丘陵地などで栽培されるほか、畑から逸出して野生化しているものもある。花期は秋から初冬で、俳句では「茶の花」は冬季に分類されている。一方、晩夏から秋にかけて、前年の花が実を結び、弾けて種をこぼす。茶の木と近縁の椿の場合、「椿の実」が秋季に分類されているが、「茶の実」は地味で目立たないためか歳時記に載っていない。散歩の途中、茶垣などに見かけると、秋の到来を実感する。

  • 嘴に挟む実青し更衣 山口遼也

    8月 8th, 2024

    「更衣(ころもがえ)」は、陰暦4月1日をもって衣服などを夏のものに改めた宮中行事に由来するが、今では会社でも学校でも寒暖に応じ個人個人の事情に応じて衣服を更えるようになった。初夏の軽やかな気分が感じられる季語だ。

    掲句の嘴(くちばし)の持ち主は留鳥の椋鳥か鵯だろうか。夏鳥として南方から渡ってきた鳥でもいいだろう。いずれにしてもその嘴が挟んでいる実の青さに、この句の焦点がある。更衣の季節の軽やかさ、さわやかさが、嘴に挟んだ実の青さに集約されている。感覚の集約が巧みな作品だ。『文藝春秋』2024年8月号。

  • 青芭蕉(あおばしょう)

    8月 8th, 2024

    芭蕉の若葉は、最初は巻かれた状態にあるが、この葉がほぐれて長さ2メートルにもなる広葉となる。単に「芭蕉」といえば秋季だが、特に若葉が伸びほぐれる頃の芭蕉を「青芭蕉」「玉解く芭蕉」(夏季)、などという。

  • シデムシ

    8月 8th, 2024

    シデムシ科に属する昆虫。ミミズなどの動物の死体や糞を餌とする。名前の由来は、死体があると出てくるため「死出虫」と名づけられたことによる。また、死体を土に埋め込む習性をもつものもいるため、漢字では「埋葬虫」と表記することもある。

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