コンテンツへスキップ
    • HOME
      • POST
      • PROFILE

俳句の庭

  • 初雁を月の迎ふる淡海かな 小島健

    12月 22nd, 2024

    「初雁」はその年の秋初めて見とめ聞きとめた雁のこと。雁は晩秋の頃北方から日本に渡ってくるカモ科の大形の冬鳥。

    掲句の「淡海(おうみ)」は現在の滋賀県の旧国名。「近江」とも表記するが、「淡海」とすることによって、真ん中に位置する琵琶湖の風景を眼前にする感がある。掲句は夜琵琶湖に渡ってくる「初雁」の群れを、折りからの月が出迎えていると擬人的に表現した。冷え冷えと静まった月下を整然と列を組んで渡ってくる雁。雁たちは、滴るように澄んだ月夜を乱すことなく、湖に着水する。雁が渡る頃の琵琶湖の月夜を大きく捉えた一句。『俳句四季』2025年1月号。

  • シクラメン

    12月 22nd, 2024

    サクラソウ科の多年草。原産地は地中海沿岸。花期は冬から晩春までで、ハート形の葉の間から花茎を伸ばす。花の色は白、赤、ピンクなどで多くの園芸品種がある。ポインセチアとともにクリスマスの頃に街中で目につく花だが、俳句では春の季語。

  • 目光(めひかり)

    12月 22nd, 2024

    ヒメ目アオメエソ科アオメエソ属に分類される深海魚。標準和名は「アオメエソ」。本州中部沿岸から東シナ海の比較的深い海に生息。目が大きく、青緑色に光って見えることからこの名がある。白身の魚で、刺身や唐揚げ、塩焼きにする。一夜干しにもなる。漁期は主に冬。なお、歳時記には掲載されていない。

  • ただそこに居るだけで母冬ぬくし 大谷弘至

    12月 21st, 2024

    「冬暖(ふゆあたたか)」「冬ぬくし」は、本来寒いはずの冬の暖かい日のこと。身構えている心と身体をほっとさせる。

    掲句は年老いた母を詠んだ作品。以前は何くれとなく息子や娘の世話を焼いてきた母も、齢を重ねるにつれて子供たちに労われるようになり、母自身の身の回りのことも、次第にできなくなっていく。「ただそこに居るだけで母」という措辞は、そのような老母の姿を彷彿させる。「冬ぬくし」の季語が限りなく優しく作者の母への思いを包み込んでいる。『俳句四季』2025年1月号。

  • 麦の芽

    12月 21st, 2024

    晩秋初冬に蒔かれたコムギ、オオムギ、ライムギ、カラスムギなどの麦は、間もなく芽を出し、しだいに寒さが厳しくなる中、少しずつ芽を伸ばしていく。冬枯れの中、延々と広がる麦の芽の瑞々しい緑は心を和ませる。なお、春先、麦の若葉が出揃い穂が出るまでの間の麦を「青麦」といい春の季語。

←前ページ
1 … 248 249 250 251 252 … 613
次ページ→

WordPress.com Blog.

 

コメントを読み込み中…
 

    • 登録 開始日
      • 俳句の庭
      • WordPress.com のアカウントをすでにお持ちですか ? 今すぐログイン
      • 俳句の庭
      • 登録 開始日
      • 登録
      • ログイン
      • このコンテンツを報告
      • サイトを Reader で表示
      • 購読管理
      • このバーを折りたたむ