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俳句の庭

  • 麻酔より覚むれば裸木でありぬ 永瀬十悟

    5月 1st, 2025

    「裸木」は冬になって落葉し尽くした樹木のこと。「枯木」と同様の意味だが、「裸」という言葉の印象から、「枯木」以上に蕭条とした印象がある。

    掲句は手術後麻酔から覚めたときの自らを詠んだ作品。自らを一本の「裸木」だとする断定には、虚飾を取り払って自分自身と向き合おうとする作者の意思があるだろう。手術台の上に横たわる無力の存在である自分自身を、作者は「裸」の目で見つめているのだ。『俳句』2025年5月号。

  • 灯台草(とうだいぐさ)

    5月 1st, 2025

    トウダイグサ科の越年草。全国の田畑、路傍、土手等に自生する。有毒植物で、キズをつけると乳液を出し、それが膚につくとかぶれる。形状が灯明をおいた台に似ていることからこの名がある。晩春の頃、茎の先が5つに枝分かれし、その先端に葉を五個輪生し黄緑色の杯状花序をつける。別名「鈴振花」。

  • 野原紫(のはらむらさき)

    5月 1st, 2025

    ヨーロッパ原産のムラサキ科の一年草又は多年草。草地や道端に自生する。4~5月に 直径3ミリほどの淡青色の花を穂状につける。歳時記には掲載されていない。なお、夏の季語になっている紫草(むらさき)はムラサキ科ムラサキ属の多年草で、日本各地の山地に自生し、6月から8月にかけて花径8ミリくらいの白い花を咲かせる。

  • ここまでが看取りここからわが夜長 蟇目良雨

    4月 27th, 2025

    「夜長(よなが)」は秋の夜の長いことをいう。秋分が過ぎると、昼よりも夜が長くなり、夜の長さが身にしみる季節になる。

    掲句は身近な人を介護している作者自身を詠んだ作品。昼間から続いた看取りも、看取る相手が眠りにつけば一段落。ここからは自分の自由な時間になる。ほっと一息つく安堵感と解放感。それが介護を担う人の偽らざる実感だろうと思う。ほっと漏らした独り言のような思いの正直な表出が、この句を味わい深いものにしている。『俳句界』2025年5月号。

  • 桜蘂ふる

    4月 27th, 2025

    桜の花が散った後、萼(がく)についていた蘂(しべ)が散って落ちること。桜の木の下の地面に赤い蘂が音もなく散って敷き詰められている様には、花の頃とは別のひっそりとした趣がある。

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