「邯鄲(かんたん)」はコオロギ科に属する体長1.5センチメートルほどの昆虫。寒地や高冷地に多く生息し、体は細長く、淡い黄緑色をしている。主に夜、ルルルルルルルルと連続して鳴く。
掲句は高原の一夜、「邯鄲」の細く澄み透る声に耳を澄ましていると、「邯鄲」の身も細っていくように感じられたとの句意。作者は、実際に「邯鄲」の姿を目にしている訳ではないが、「身の細りゆき」と視覚的に表現したことで、秋が深まる頃の「邯鄲」のひとすじの澄んだ声が聞こえてくるところがいい。『俳句四季』2025年10月号。
「邯鄲(かんたん)」はコオロギ科に属する体長1.5センチメートルほどの昆虫。寒地や高冷地に多く生息し、体は細長く、淡い黄緑色をしている。主に夜、ルルルルルルルルと連続して鳴く。
掲句は高原の一夜、「邯鄲」の細く澄み透る声に耳を澄ましていると、「邯鄲」の身も細っていくように感じられたとの句意。作者は、実際に「邯鄲」の姿を目にしている訳ではないが、「身の細りゆき」と視覚的に表現したことで、秋が深まる頃の「邯鄲」のひとすじの澄んだ声が聞こえてくるところがいい。『俳句四季』2025年10月号。
秋に芽生えた草木の芽をいう。一般的に草木の芽生えは春だが、天候不順などの影響で秋に芽生えることもある。また、樹種によっては、秋に芽生え、そのまま越冬するものもある。下の写真は朴の芽(9月中旬撮影)。

網の巣を張らずにハエなどを捕食する灰褐色の小型のクモ。多くのクモが巣を張るのに対し、蠅虎は巣を張らない。野外だけでなく家の中の壁などにも生息し、素早く動いて獲物を捕らえる。

「田水沸く」は田の水が強い日光を受け、熱せられてぬるま湯のようになること。機械化が進んだとはいえ、炎天下での草取りなどの農作業は厳しい。実際に田んぼに入ると、水が非常に熱く感じられるのだろう。
掲句は、長野の野辺山高原に行く途中、小淵沢で途中下車しての作品。駅前商店街を抜けると一面の青田が広がり、強い日差しを受けて田圃の水が生温くなっていた。正面の甲斐駒ヶ岳(甲斐駒)は分厚い雲を被ったまま。田圃から立ち昇る温気が、凝って雲になったように思えた。平成19年作。『春霙』所収。
カヤツリグサ科の多年草。本州中部以北の川岸や池畔に稀に自生する。6、7月に花穂を出して垂れ下がる。カヤツリグサ科の菅(すげ)には多くの種類があり、おおかたは冬に枯れてしまうが、冬も枯れずに青々としている寒菅、深山寒菅、姫寒菅等は、「寒菅(かんすげ)」として冬季に分類されている。莎草菅は歳時記に掲載されていない。
