エーゲ海コス島原産のレタス。一般の玉レタスのように結球しない、リーフレタスの一種。硬い葉脈を持つ長細い丈夫な葉が半結球する。和名は立萵苣(たちちしゃ)。ローマ時代から食べられていたことが、その名の由来とされる。その後ヨーロッパからアメリカに広まった。玉萵苣(レタス)、葉萵苣(サニーレタス)、茎萵苣(ステムレタス)、掻き萵苣(カッティングレタス)などとともに、萵苣(レタス)の仲間。

トチノキの実。トチノキは、全国の低山渓流沿いに自生する落葉樹。「橡(とち)」は「栃」とも表記する。「橡」はブナ科コナラ属の落葉樹であるクヌギを指す古名でもあるが、トチノキを指す漢字としても使われる。一方、「栃」は主にトチノキを指すために日本で作られた国字。果実の丸く厚い殻の中には栗に似た種がある。縄文時代から食用にされ、今もトチモチなどにして食す。近縁種のセイヨウトチノキは果実の表面に刺がある。

地中海沿岸原産のキク科の耐寒性多年草。葉には白い繊毛が密生しているため、銀白色のシルバーリーフに見えるのが特徴。花よりも葉の美しさが鑑賞されることが多い。初夏に黄色の小さな花を咲かせる。「セネシオ・シネラリア」と呼ばれることもある。一部の歳時記には「シネラリア」(春季)の傍題として載っている。

中国後漢時代の最古の漢字字典『説文解字(せつもんかいじ)』に「竜は春分にして天に昇り、秋分にして淵に潜む」とあることに由来する想像上の季語。春分の頃の「竜天に昇る」に対応する。秋分の頃の深い蒼色を湛えた淵を見ていると、実際に竜が潜んでいそうな気がする。
