苗が生長して、まだ穂が出ない状態の田圃をいう。日々生長していく青々とした稲に水が覆われる。田は、代田→植田→青田→稲田→刈田と移っていくが、そのうち代田、植田、青田が夏の季語。植田から青田へ変わるのに一月も要しない。田園地帯は青ひと色に変貌し、吹き渡っていく風が心地よい。稲は丈を増しながら、8月下旬以降出穂期を迎える。


苗が生長して、まだ穂が出ない状態の田圃をいう。日々生長していく青々とした稲に水が覆われる。田は、代田→植田→青田→稲田→刈田と移っていくが、そのうち代田、植田、青田が夏の季語。植田から青田へ変わるのに一月も要しない。田園地帯は青ひと色に変貌し、吹き渡っていく風が心地よい。稲は丈を増しながら、8月下旬以降出穂期を迎える。


夏の木立が鬱蒼と茂って、昼も暗いさま。強い日差しの下でも暗く涼しい。ところどころの木漏れ日が下草を照らし出すのも、かえって木陰の暗さを意識させる。類似の季語である「緑蔭」が、明るくて、その下のベンチなどで憩う人々の姿を想像させるのに対し、「木下闇」は鬱蒼と茂る木々の暗さに焦点が当てられている。「下闇」「青葉闇」などともいう。

アヤメ科グラジオラス属の多年草。南アフリカ等の数種の原種の交雑により作り出された園芸品種。球根で増える。名の由来はラテン語の「剣」という意味のグラディウスで、葉や蕾の形からきている。剣状の葉の間から花茎を伸ばし下から上へと咲き登る。六弁の漏斗状の花は赤、黄、橙、白など色も豊富。

中国原産のアオイ科の耐寒性落葉低木で、平安時代に渡来。暖地で自生しているほか、庭木として広く植栽され、生垣にもよく用いられる。晩夏から秋にかけて長い日数を次々に咲き続ける。葉の腋から短い花柄を伸ばし、紅紫色の五弁花をつける。一日花で、朝に咲き夕方しぼむ。園芸品種の花色は桃色、藤色、白色など多彩で、八重咲きの品種も多い。木槿の多くは、花の中央の底の部分が紅色をしていることから、底紅(そこべに)ともいわれる。

アカネ科の蔓性多年草。日本全国の藪や林に自生し、他の植物に絡みつきながら蔓を伸ばして生長する。7~9月頃、鐘状で外側が灰白色、内側が紅紫色の小さい花をつける。花の中心部の形がお灸(きゅう)の跡に似ていることからこの名がある。悪臭があり、屁糞葛(へくそかずら)ともいうが、よく見れば可憐なところのある花だ。
