夏の木立が鬱蒼と茂って、昼も暗いさま。強い日差しの下でも暗く涼しい。ところどころの木漏れ日が下草を照らし出すのも、かえって木陰の暗さを意識させる。類似の季語である「緑蔭」が、明るくて、その下のベンチなどで憩う人々の姿を想像させるのに対し、「木下闇」は鬱蒼と茂る木々の暗さに焦点が当てられている。「下闇」「青葉闇」などともいう。

夏の木立が鬱蒼と茂って、昼も暗いさま。強い日差しの下でも暗く涼しい。ところどころの木漏れ日が下草を照らし出すのも、かえって木陰の暗さを意識させる。類似の季語である「緑蔭」が、明るくて、その下のベンチなどで憩う人々の姿を想像させるのに対し、「木下闇」は鬱蒼と茂る木々の暗さに焦点が当てられている。「下闇」「青葉闇」などともいう。

アヤメ科グラジオラス属の多年草。南アフリカ等の数種の原種の交雑により作り出された園芸品種。球根で増える。名の由来はラテン語の「剣」という意味のグラディウスで、葉や蕾の形からきている。剣状の葉の間から花茎を伸ばし下から上へと咲き登る。六弁の漏斗状の花は赤、黄、橙、白など色も豊富。

中国原産のアオイ科の耐寒性落葉低木で、平安時代に渡来。暖地で自生しているほか、庭木として広く植栽され、生垣にもよく用いられる。晩夏から秋にかけて長い日数を次々に咲き続ける。葉の腋から短い花柄を伸ばし、紅紫色の五弁花をつける。一日花で、朝に咲き夕方しぼむ。園芸品種の花色は桃色、藤色、白色など多彩で、八重咲きの品種も多い。木槿の多くは、花の中央の底の部分が紅色をしていることから、底紅(そこべに)ともいわれる。

アカネ科の蔓性多年草。日本全国の藪や林に自生し、他の植物に絡みつきながら蔓を伸ばして生長する。7~9月頃、鐘状で外側が灰白色、内側が紅紫色の小さい花をつける。花の中心部の形がお灸(きゅう)の跡に似ていることからこの名がある。悪臭があり、屁糞葛(へくそかずら)ともいうが、よく見れば可憐なところのある花だ。

甲虫目コガネムシ科に属する昆虫の総称。成虫の体色は鈍い光沢の緑色、赤紫、黒紫色のものなどがある。幼虫は地中で作物や苗木の根などを食べて成長し、成虫は葉、果実、花を食べるものが多く、総じて害虫である。黄金虫ともいう。一方、夏の夜、灯火を目がけて飛んで来て、賑やかな翅音を立てて飛び回るのは、同じコガネムシ科に属するかなぶんで、幼虫が堆肥や腐葉土などを食べる益虫である。季語としては、かなぶんは金亀子の傍題になっている。
