鼠黐(ねずみもち)はモクセイ科イボタノキ属の常緑低木。実がネズミの糞に似ており、姿や葉がモチノキに似ることからこの名がある。関東以西の山地に自生するほか、公園や庭に植えられる。6月頃、枝先に円錐花序をつくり、四弁白色の小花を泡立つように咲かせる。

藤原為家の〈河越しのみちの長路の夕闇に何ぞときけば亀ぞ鳴くなる〉の和歌もあって、俳諧では昔から亀は鳴くものとされ、「亀鳴く」は春の季語とされている。しかし、実際には亀には声帯などの器官がなく、鳴くことはない。遊び心と空想から生まれた春の季語。

初夏の頃、蓮の根茎から柄を伸ばして出た若葉のこと。しばらくは水面に張り付いたように浮かんでいるが、やがて水を抜き出て葉を広げる。

白玉粉を水でこね、小さく丸めたものを熱湯の中へ入れ、茹でた団子。氷や冷水で冷やし、砂糖をかけたり、茹で小豆に入れたりして食べる。ガラスの器に盛れば、見た目も涼やかである。一般に広まったのは、江戸時代の元禄の頃。
