葛は日本原産のマメ科の蔓性多年草で秋の七草の一つ。日当たりのよい山野に自生する。初秋の頃、密生する葛の葉の腋から花序を上向きに出し、紫紅色の蝶形の花が咲きのぼる。旺盛な生命力を感じさせる葉の茂りに潜んで咲くその花は、色鮮やかだが隠微な印象を与える。


葛は日本原産のマメ科の蔓性多年草で秋の七草の一つ。日当たりのよい山野に自生する。初秋の頃、密生する葛の葉の腋から花序を上向きに出し、紫紅色の蝶形の花が咲きのぼる。旺盛な生命力を感じさせる葉の茂りに潜んで咲くその花は、色鮮やかだが隠微な印象を与える。


中国原産で、古く日本に渡来し栽培されているバラ科の落葉高木及びその果実。花は桃に似ているが、実は小さくすっぱいので「酸桃」と名づけられた。仲夏の頃、黄色又は赤紫色に熟す。このほか、中国原産で明治初期にアメリカを経て世界に広がり品種改良が行われたニホンスモモ、西洋種のプラム、プルーンなど多くの品種がある。

ハエ目ヌカカ科の昆虫の総称。体長は1~3ミリで蚊よりも小さく、人や家畜の血を吸うものもある。風のない夏の夕べなどに野道や畦道を歩いていると顔の周りにしつこく付きまとったり目や口に飛び込んできたりする。漢字では「蠛蠓」と表記するほか、「めまとい」「めたたき」などともいう。

涼感を出すため、店の入口や厨房と客席の仕切り、部屋と廊下の仕切りなどに夏の間掛ける暖簾。目の荒い麻や木綿の涼しげな柄物、絽を友禅染めにしたものなど、工夫を凝らす。合繊繊維のレース仕立てなどもある。単に「暖簾」では季語にならない。

北アメリカ原産のヒルガオ科サツマイモ属の蔓性一年草。戦前戦後にかけて渡来し、関東以西の暖地の草地、畑地、道端などに自生する。近年各地で繁茂している帰化アサガオ類の一つ。初秋の頃、アサガオに似た漏斗状で直径約1.5センチほどの白色まれに淡紅色の花を咲かせる。なお、歳時記には掲載されていない。
