東アジア原産のイネ科の一年生作物。古くから栽培されている五穀(稲、麦、黍、稗、粟)の一つで、縄文時代には栽培されていたことが確認されている。茎の先端に穂をつけ、小花を密生させた後、秋に黄色い小粒の実をつける。餅や菓子などの原料になるほか、飼料にもなる。「粟刈る」「粟干す」も秋の季語。

北アメリカ原産のシソ科の多年草。明治末から大正年代に日本に渡来。全国の公園などで栽培されているポピュラーな宿根草の一つ。晩夏から秋にかけて細長い四角錐の花穂を伸ばす。花色は濃桃色から白花までいくつかの品種がある。別名「カクトラノオ」。歳時記に夏の季語として掲載されている「虎尾草(とらのお)」はサクラソウ科の多年草で、別種の植物。

リンドウ科の越年草。白い花びらを明け方の空に、花びらの斑点を 夜明けの星に見立てて名づけられた。全国の山地のやや湿り気のある場所や木陰に自生する。初秋の頃、茎の上部で枝を分け白色の五弁花をつける。なお、歳時記には掲載されていない。

リンドウ科の一年草又は二年草。日当たりのよい山地の草原に自生する。初秋の頃、淡黄緑色の碇(いかり)に似た花を開く。なお、晩春の頃淡い赤紫の花を下むきに咲かせる「錨草(いかりそう)」はメギ科の多年草で、全く別種。
