スズキ目タイ科の海水魚。形はマダイに似るが体色は暗灰色で、幼魚には暗色の横帯がある。「黒鯛」は関東の呼び名で、関西では「ちぬ」と呼ぶ。大阪湾一帯の古名茅渟(ちぬ)の海にちなむもの。食味からいえば秋頃から産卵前の翌初春までの寒い時季が旬だが、春から夏にかけてよく釣れるので夏の季語になっている。夜釣りで獲る。日本各地の水深の浅い沿岸部に多く生息する。洗いや塩焼きにする。

収穫の後に木に残しておく柿の実や柚子の実、かぼすの実などこと。翌年の実生りへの祈りからとも、小鳥のために残しておくともいわれる。日本人が昔から自然と共生する生活を送ってきた名残でもある。「木守柿(きもりがき)」「木守柚(きもりゆず)」ともいう。

本来は、冬、脂肪ののった雁、鴨、雉、山鳥、鶫、雀などの野鳥を捕らえて肉を炙ったもの。肉を串にさして、炭火などで炙り焼き塩やたれをつける。現在ではブロイラーの鳥肉を使用し、一年を通し食べられているので季節感は薄れている。

水分などが寒気にあって凝結すること。「凍(い)つ」「冱(い)つ」ともいう。ただし、「凍つ」「冱つ」は凍るように感じられるものにも用いる。例えば、月凍つ、風凍つ、嶽凍つ、鐘凍つ、鼻凍つ、凍晴、凍曇など、より広い対象について寒気の感じを表現するときにも用いられる。また、「凍(し)む」は、こおりつく、寒さで体や心がちぢみ上がるという意味で、「凍(こお)る」よりも自分自身に引きつけた意味合いがある。

太平洋戦争開戦の日。「開戦日」ともいう。1941年のこの日午前3時、ハワイ真珠湾に停泊中の米国太平洋艦隊に対して、日本海軍の航空隊、特殊潜航艇が奇襲攻撃を行った。当時のことを直接経験している人が年々減っていく中、今年も12月8日が巡ってくる。「パールハーバー忌」として詠んだ作品も散見される。
