たっぷりの餡を求肥(ぎゅうひ)又は柔らかな餅で薄く包み、青大豆の黄粉(うぐいす粉)をまぶしたもの。その色と形が鶯を思わせる。天正年間の頃、(大和)郡山城の城主であった豊臣秀長が兄の豊臣秀吉を招いた茶会を開く際に「珍菓を造れ」と命じ、御用菓子司に造らせたことが由来という。

冬、初摘み・一番摘みなどとして店頭に並ぶ海苔のこと。海苔は冬から春先にかけて採れるが、その走りの海苔である。海苔篊(のりひび)を立てて生育させる場合と、岩礁にはりついた岩海苔を採る場合がある。柔らかく色も濃く、香りが高い。

新年になって初めて武道や舞踊・生花・茶の湯・謡曲などの遊芸の稽古を始めること。「初稽古」ともいい、より具体的に「吹初(ふきぞめ)」、「吹始」「弾初(ひきぞめ)」「初弾」「琴始」「舞初」「初鼓」「鼓始」「打初」「初謡(はつうたい)」「謡初(うたいぞめ)」「松謡(まつうたい)」「生初(いけぞめ)」などともいう。年頭に家元などの許に門弟が集い、その年の稽古が始まる。

リュウテンサザエ科に属する拳状の巻貝。日本全国の主として外洋に面した岩礁に海藻類を食べて生息する。夜行性。壺焼、焼栄螺、刺身などとして食される。壺焼は栄螺を殻のまま火の上で焼き、醤油などで味を付けたもの。
