晩秋初冬に蒔かれたコムギ、オオムギ、ライムギ、カラスムギなどの麦は、間もなく芽を出し、しだいに寒さが厳しくなる中、少しずつ芽を伸ばしていく。冬枯れの中、延々と広がる麦の芽の瑞々しい緑は心を和ませる。なお、春先、麦の若葉が出揃い穂が出るまでの間の麦を「青麦」といい春の季語。

晩秋初冬に蒔かれたコムギ、オオムギ、ライムギ、カラスムギなどの麦は、間もなく芽を出し、しだいに寒さが厳しくなる中、少しずつ芽を伸ばしていく。冬枯れの中、延々と広がる麦の芽の瑞々しい緑は心を和ませる。なお、春先、麦の若葉が出揃い穂が出るまでの間の麦を「青麦」といい春の季語。

蜆はシジミ科の二枚貝。一年中、淡水や汽水で採取できる身近な小貝で、単に蜆といえば春季、夏の土用の頃の「土用蜆」は夏季、寒中の「寒蜆」は冬季に分類される。秋の産卵期を経て栄養が回復してきた「寒蜆」は特に薬効があるとされる。蜆には、河川で獲れる淡水産の「マシジミ」、琵琶湖特産の「セタシジミ」、海水と淡水が入り混じる汽水域に棲む「ヤマトシジミ」の3種類があるが、今は「ヤマトシジミ」が主流。

フサカサゴ科に属する深海性の海魚。体色は赤みを帯びる。荒神眼抜、珊瑚眼抜などの種類がある。深海に生息するため、釣り上げると水圧の変化で眼がとびだすことからこの名がついたという。繁殖期を迎える12~4月が漁期。煮物などにする。

「師走(しわす)」は陰暦12月の異称で、ほぼ陽暦の1月に当たるが、他の陰暦の月の名称とは異なり、主として陽暦の12月に使う。年末の多忙な中で、クリスマスや忘年会などの行事が挟まり、たちまち過ぎ去っていく。今年(令和6年)の「師走満月」は12月15日。忙しさの合い間に、月を仰ぎながらこの一年を振り返ることもあるだろう。

欅、銀杏など、一般によく知られた落葉樹が、冬に葉を落として枯木になることを「名の木枯る」というが、それぞれの木の名前を冠して「欅枯る」「銀杏枯る」などともいう。錦木(にしきぎ)はニシキギ科の落葉低木。紅葉が見事で、赤い実が鮮やかなので秋の季語となっているが、冬には葉を落として枯木になる。ときには一夜の木枯しで一気に紅葉を落として枯木の姿になることがある。
下の写真は、枯れた錦木に付いて越冬する蟷螂の卵。
