凍りつくように寒くて、しかも快晴であること。非常に寒いにもかかわらず、空が澄み渡って晴れている状態。「冬晴」も同種の季語だが、「凍晴」は、凍てつくような寒さと晴れた空のコントラストに重きが置かれている。「冱(い)つ」の傍題。

凍りつくように寒くて、しかも快晴であること。非常に寒いにもかかわらず、空が澄み渡って晴れている状態。「冬晴」も同種の季語だが、「凍晴」は、凍てつくような寒さと晴れた空のコントラストに重きが置かれている。「冱(い)つ」の傍題。

「名の木枯る」は、一般に馴染みがあり名の知れた落葉樹が葉を落とした状態になること。具体的に樹木名を入れることが多く、「楤(たら)枯る」もその一つ。楤の木はウコギ科タラノキ属の落葉低木で、各地の山地に自生する。葉が落ちた後、枝の先端などに硬い鱗片に覆われた冬芽がつく。春先の若芽は山菜の代表。

年末に、新しい年の日記を購入すること。年末近くになると書店などでは来年の日記が平積みされる。単年度用の日記帳のほか、3年日記・5年日記・10年日記などもある。来年への希望や期待が込められた季語。

厳しい寒さの中で、モノや音に透き通ったような、凜とした冷たさを感じることが「冴ゆ」 。「月冴ゆ」「鐘冴ゆ」のようにモノや光、音に付けて使うことが多く、「星冴ゆ」もその一つ。澄み切った冬の夜空に、星の輝きがひときわ強く、冷たく感じられる。「冴ゆ」の傍題。

「烏瓜(からすうり)」はウリ科の蔓性多年草。本州以南から沖縄までの山野に自生する。晩秋の頃、実が朱色から紅色に熟す。冬、霜が降りる頃になると、葉や蔓は色褪せて力を失い、実も色が抜けて枯色を呈する。
