
1月29日、近くの公園の胸像の傍らに咲いていた梅。立春の前なので、俳句では「早梅」ということになる。ただ、身辺の梅の多くが1月中に咲き出しており、ここの梅だけが早咲きという印象はない。地球温暖化が、梅全般の開花時期に影響しているのかも知れない。

1月29日、近くの公園の胸像の傍らに咲いていた梅。立春の前なので、俳句では「早梅」ということになる。ただ、身辺の梅の多くが1月中に咲き出しており、ここの梅だけが早咲きという印象はない。地球温暖化が、梅全般の開花時期に影響しているのかも知れない。

冷え込んだ大寒のある朝、遠望した秩父の山々が、滴るように蒼かった。距離が遠いほど、目までの間に大量の空気を通過するため、散乱した波長の長い青い光が累積して目に入る現象(レイリー散乱)によるものという。平野部と同様、秩父山系には雪が少ない。

量り売りで売られていた蜆(しじみ)。蜆は一年中淡水で採取できる身近かな小貝だが、寒中に獲れる寒蜆は、特に身が締まって栄養価が高いとされている。今獲れたばかりのような生き生きとした蜆の、白と黒が入り交じった貝殻の模様が目を惹いた。

川越喜多院の五百羅漢。その中の一体の羅漢の抱える大きな徳利に、冬の薄ら日が届いていた。羅漢(阿羅漢)は、悟りを開いた人であり、仏教の究極の心理に達し得た方々のことだが、ここの羅漢たちは、喜怒哀楽の表情があけすけに表れており、人間界そのままだ。

日本付近が強い冬型の気圧配置となり、各地に今季これまでで一番強い寒気が流れこんだ。寒波の到来だ。寒波は、シベリア方面から波のように周期的に冷たい空気の塊が日本列島に南下し、急激に気温が低下する現象。遠望の山の端の寒々とした空の帯は、寒波の到来を感じさせる。