「どんど」は小正月(1月15日頃)に行われる火祭りのこと。門松や注連飾りを焚き上げて無病息災を祈る。竹を組んで燃やし、その火で餅を焼いたりする。「左義長(さぎちょう)」の傍題。
掲句は、「どんど」で焚き上げに用いる竹を引きずって運んできたところを詠む。行事が行われる前に、竹を切り出し、櫓状に組み上げるのだ。雪や砂の上を曳いてきたとの表現から、その地の風土が浮かび上がるところがいい。「どんど竹」との簡潔な言葉が、行事の始まる前の雰囲気をヴィヴィッドに伝える。『俳句』2026年4月号。
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