「落葉」は落葉樹が落とした木の葉ばかりでなく、木の葉の散る様や地面や水面に散り敷いた様をも表わす。散り敷いた木の葉は、冬が深まるにつれて、霜や雨で腐り土に還っていく。
掲句は地面に降り積もる落葉が、作者の経てきた月日そのままだと詠む。月日は流れ去っていくが、作者にとって、降り積もるものでもあるのだ。このような時間の把握は必ずしも作者のオリジナルなものではないが、降り積もる落葉と月日を等量のものとして結び付けた潔さが、この句に格調の高さもたらしている。『俳句四季』2026年2月号。
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