「梅探る」「探梅(たんばい)」は、早咲きの梅を求めて寒い季節に山や野原を歩き回ること。春の兆しを求めて、冬の終わりに、ひっそりと咲き始める梅の花を見つけ出そうと山野に入る。
掲句はまだ冬枯れの山野を、一輪二輪咲き始める梅を求めて歩き回っている情景。辺りは満目の冬景色で、木々を揺らして頭上を吹き過ぎる風は相変わらず荒々しい。「尖りたる風」は、この時季の風の感触そのもの。冬の最中に梅を探るのは、春を待つ心の表れでもあろう。『俳句四季』2026年2月号。
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