「ショール」は防寒やファッションのための女性用の衣類で、肩にかけて用いる。材質は絹・羊毛などが一般的。春先の寒さをしのぐための薄手のショールが「春ショール」(春季)。
掲句は、外出した先で、乱れたショールを掛け直したとき、振り仰ぐと大空に鳶が輪を描いていたとの句意。身だしなみに気を配りながらも、自らの身辺から視線を離して「鳶の輪」を仰ぐところに、春を待つ心が覗く。蛇足だが、近ごろは「ショール」をしている女性をとんと見掛けなくなった。『俳句四季』2026年2月号。
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