「寒明(かんあけ)」は節分までの約30日間の「寒」が終わり、暦の上で春を迎えること。冬の厳しい寒さがしばらく残るとはいえ、春が始まることへの期待感、安堵感が感じられる言葉。過ぎ去った寒さへの感慨も込められている。
掲句は「寒明」に、高い樹の樹上に鳥の声を聞いたという。作者同様、鳥たちも春の到来を喜び、安堵の声を発しているのだ。「高き」のリフレインが効果を上げている。『俳壇』2026年2月号。
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