榾(ほた)は囲炉裏や竈で燃やすための、木の幹や枝、切り株などを乾燥させた焚き物のこと。
掲句は山荘の暖炉で榾の燃え崩れる様を詠んだ作品。燠(おき)は榾や薪などが燃えて炭火のようになったもの。水楢の榾が燃え盛って、紅椿のような真っ赤な燠をこぼした。炉床に落ちた燠は、ゆっくりと灰になっていく。「花びらのごと」との比喩はそのとき感じたままの表現。火を見て過ごす心豊かな時間が流れていた。令和7年作。
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