「霜晴」は冷え込んで霜が降りた夜、又は霜が降りた日の快晴の状態を指す。晴れた寒い夜、空気中の水蒸気がそのまま冷え、屋外の物や地面に触れて霜が降りる。
掲句の「霜晴」には、刺すような朝の寒気を思いたい。「挑(いど)まねば老い容赦なし」との措辞は、老いを自覚した作者が自らに向けた言葉。表現者としての自身を叱咤する表現だ。「霜晴」の青ひと色の空は、作者のそうした思いを受け止めて翳りをとどめない。『俳句』2025年12月号。
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