「東風(こち)」は春に吹く東風のこと。冬型の気圧配置が崩れたときに吹く、寒さを和らげ、時には雨を伴う柔らかな風である。春の訪れを告げる風として、古くから親しまれてきた。
掲句は、通りすがりの保育園での光景が契機になってできた作品。早朝の園舎の軒下に沢山のナプキンが干してあった。真っ白なナプキンはひらひらと風に靡き、園児たちの通園を待っているように見えた。まだ人影はなかったが、春の到来を感じさせる光景だった。令和6年作。
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