立つている靴底に熱終戦日 福島たけし

「終戦日」は、8月15日。日本がポツダム宣言を受諾し、第二次世界大戦が終結した日。戦争の過ちを反省し、平和を願う日とされている。「終戦記念日」「敗戦日」「敗戦忌」などともいう。

掲句は終戦日の追悼の集いなどに参列しての作品だろう。靴底を通して、灼けたアスファルトの熱さが足裏に伝わってきたのだ。地面の熱さは、作者に、80年前のその日を思い起こさせた。式典当日は目に触れるもの、耳に聞こえるもの色々あったろうが、一句は、焦点を足裏の熱さの感覚に絞った。省略と単純化は俳句の骨法の一つ。『俳句四季』2025年10月号。


コメントを残す