吹く風に草の香木の香抱卵季

野鳥の多くは春から夏にかけて繁殖期を迎える。巣を作り、その中にいくつかの卵を産む。「鳥の卵」や「抱卵季(ほうらんき)」は春の季語。一方、「巣立鳥」は夏の季語になっている。

今年の5月から6月にかけて、玄関輪わきのチャイニーズホーリーにメジロが巣を作った。頻繁に人の出入りするところにまさか、と最初は半信半疑だったが、ある日そっと巣を覗くと、卵が3個産みつけられていた。その後、番いが交代で卵を抱いていた。オスの方が少し体が大きいので、どちらが抱卵しているのかがよく分かった。

鳥の巣に近き一枝に馬具を干す

も、同時期の作品。こちらは実景そのままの作品である。令和7年作。

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