「原爆忌」は8月6日及び同月9日。第二次世界大戦末期の昭和20年、アメリカは8月6日広島市に、続いて9日長崎市に原子爆弾を投下した。「広島忌」「長崎忌」などともいう。
掲句は「原爆忌」「広島忌」などの既存の季語を用いずに、8月6日の広島への原爆投下を詠んだ作品。原爆犠牲者の墓に詣でたとき、目に触れるどの墓碑も、亡くなった年月日が皆同じだったという。作者は、ことごとく同じ没年月日が刻まれていることに驚き、改めて原爆投下の惨たらしさに思いを致したのだ。『俳壇』2025年8月号。
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