「雪加(せっか)」はセッカ科の鳥類で、本州以南の低地から山地の草原で繁殖し、冬期は西日本の暖かい地域に移動する。葉にいる昆虫等を捕食する。
掲句は、湿原の白骨樹(はっこつじゅ)に来て啼く「雪加」を詠んだ作品。夏の繁殖期、己の縄張りを他の仲間に知らせるために啼いているのだ。朽木の先に来てヒッヒッヒッと弾力のある声で高らかに啼く雄の「雪加」の姿が目に浮かんでくる。白骨樹といえば、風雪に晒された朽木の白々とした残骸が思われて印象深い。『俳句』2025年8月号。
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