龍太忌の暮靄へだてて春鶫

「龍太忌」は俳人飯田龍太の忌日で、2月25日。平成19年のこの日86歳で亡くなった。

鶫(つぐみ)は晩秋の頃北方から日本に渡ってきて、比較的春が深まるまで日本にとどまる冬鳥。単に鶫といえば秋の季語になる。春の日がようやく暮れかかる頃、畑の暮靄(ぼあい)の中から聞こえてくるその声には、ひと冬馴染んだ地を惜しんでいるような素朴な味わいがある。そんなとき、龍太が鶫のことに触れたいくつかのエッセイを思い起こした。令和7年作。

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