顔寒し万朶の花をくぐり来て

「花万朶(はなばんだ)」は花の傍題。「朶」は垂れ下がった枝の意。      多くの花の枝又は多くの花のこと。人を覆い尽くすような満目の花が思い浮かぶ言葉。

掲句は、花冷えの朝、近くの疎水べりの桜に沿って歩いたときの作品。八重桜や彼岸桜も交っているがほとんどが染井吉野で、一斉に花期を迎える頃は見ごたえがある。どこまでも桜並木が続くので、知らず知らずのうちに遠くまで来てしまうこともある。近年はどの桜も老木になり、樹勢の衰えは隠せないのだが・・・。令和5年作。

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