南米原産のユリズイセン科の多年草。明治から大正にかけて日本に渡来。原種、改良品種とも多くの種類がある。春から夏にかけて花をつける。花弁の一部に縞模様が入るのが特徴。「ユリズイセン」、「ペルーのユリ」とも呼ばれる。なお、歳時記には掲載されていない。

南米原産のユリズイセン科の多年草。明治から大正にかけて日本に渡来。原種、改良品種とも多くの種類がある。春から夏にかけて花をつける。花弁の一部に縞模様が入るのが特徴。「ユリズイセン」、「ペルーのユリ」とも呼ばれる。なお、歳時記には掲載されていない。

結球しないレタスの仲間で、赤葉や縮れ葉など多くの品種がある。サラダナ、サニーレタス、サンチュなどもリーフレタスの一種。レタスの和名は「萵苣(ちしゃ)」。玉萵苣はアメリカから輸入され、第二次世界大戦後急速に普及した。また、掻萵苣は中国より渡来し、古くから栽培された。

「初雲雀(はつひばり)」は春になって初めて見る雲雀のこと。雲雀は麦畑や草原などに巣を作る小鳥。繁殖期のオスは縄張りを宣言するため 、盛んに囀りながら空高く舞い上がる。
掲句は、空で揚雲雀が頻りに鳴いている草原をやわらかな風が吹いている情景を詠んだ作品。「ひらがなのやうな風」は、春闌けた頃の心地よい微風を想像させる。その緩やかな風に少しずつ流されながら、雲雀はひもすがら中天で鳴き続ける。「ひらがな」という仮名書きの効果が十分に活かされている。『俳壇』2025年4月号。
ユリ科の多年草。日本原産で、北海道から四国にかけての山野に自生するほか、昔から野菜として栽培されてきた。初夏に淡い紅紫色の小花が咲くが、春先の若い葉や鱗茎を汁の実や和え物、薬味などとして食する。これを茹でて、蛤やあさりのむき身と一緒に酢味噌で和えた「胡葱膾(あさつきなます)」は雛祭の供えものの一品。

仲春から晩春にかけて降る長雨のこと。「霖」は長雨の意。日本の南岸沿いに前線が停滞し、梅雨時のような雨を降らす。秋の長雨を「秋霖」というが、それより明るく華やぎがある。草木の芽は解れ、花の蕾も膨らむ。特に菜の花が咲く頃降り続く雨が「菜種梅雨」。
