新季語探訪(5)

「ゴールデン・ウィーク」は、4月末から5月初めにかけて巡ってくる昭和の日、みどりの日、憲法記念日などの休日の多い週をさす和製英語。黄金週間ともいう。晩春、初夏の好季節でもあり、観光地や各イベント会場はにぎわい、交通機関が混雑する。「ゴールデン・ウィーク」ができたのは、昭和23年施行の『国民の祝日に関する法律』で、憲法記念日やこどもの日などの休日が定められたことが契機になっている。戦後生まれた新しい季語の一つ

髪刈つて病者のゴールデンウイーク過ぐ  林火          黄金週間啼かぬ鴉の枝に来て      真砂女                 

「ゴールデン・ウィーク」は既に日本人の日常用語としては定着しているが、歳時記を見てもこれといった作例はない。言葉に粉飾がありすぎて作りにくい季語の一つなのかも知れない。

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