雪は冬の美を代表する気象現象だが、豪雪地帯ではときに家を埋める程の大雪をもたらす。
「朴葉味噌」は朴葉の上に自家製の味噌をのせて焼いた飛騨高山の郷土料理。酒の肴にもなる。掲句は、傍らに囲炉裏の火を想像しつつ読み味わいたい作品。「朴葉味噌」をつつきながらの囲炉裏を囲む歓談に夜が更けてゆく。音もなく戸外で降り続ける雪のことが、ときどき話題に上る。だが、雪の深さを聞いても誰も慌てる人はいない。雪とともに生きる雪国人の諦念も感じられる。『俳句』2025年3月号。
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