「色鳥」は、秋に渡ってくる花鶏(あとり)や尉鶲、真鶸などの小鳥を総称していう。色鮮やかな鳥が多い。
掲句は地方の鄙びた駅の佇まいが感じられる作品。日向の駅のベンチに独り座って、一時間に一本の電車を待っているとき、ふとホームの傍らの木を見上げると、色鳥が来ていて、その鮮やかな羽が見え隠れしている。何も急ぐことはないし、心乱されることもない。日暮れには間のある晩秋の一日。時折紅葉や黄葉が風に舞い、ゆったりと心豊かな時間が経過していく。『俳句界』2025年2月号。
kknmsgr
Δ