「寒昴」「すばる」は真冬の夜空を飾る星座として、オリオンと並び称される牡牛座の中に位置するプレアデス星団の和名。南の天頂に鮮やかに光る6、7個の星のかたまり。
掲句は地球上の地殻の変動を数十億年の長い時間軸の中で詠んだ作品。「山巓(さんてん)」は山のいただきのことで、南アルプスの峰々の連なりなどを想起させる。それらの峰々もかつては海の底だったという。上五中七の措辞からは、隆起と浸食を繰り返してきたダイナミックな地殻変動が目に見えるようだ。『俳句』2025年2月号。
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