からす瓜日の匂ふまま渡さるる 若山真紗子

「烏瓜(からすうり}はウリ科の多年草で、山野に自生する。夏に白いレースのような 花を咲かせた後、秋に卵形の実をつける。晩秋の頃赤や黄に色づく。

掲句は、人の手から渡された「からす瓜」に日の匂いがしたという。内容は至って単明だが、「からす瓜」の日の匂いから、好天の一日の郊外や山野での行楽の様が目に浮かんでくる。秋深む頃は、「からす瓜」に限らずアケビや茸、山葡萄など、目や味覚を楽しませるものが多い。『俳壇』2025年2月号。


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