七種を刻みひとつの色となる 山田佳乃

七種(ななくさ)は1月7日の人日の節句のこと。この日、粥に芹、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、仏の座、菘(すずな)、蘿蔔(すずしろ)の春の七草を刻み込む。七草は七種とも表記する。

掲句は七種の日、粥に刻み込む春の七草を詠んだ作品。芹や薺などそれぞれの色合いを持つ草々が、刻み込んで混じり合うと、萌黄色ひと色になったという。その色といい香りといい、自ずから新年の目出度さが感じられる。『俳壇』2025年1月号。


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