「水澄む」は秋に水が澄みわたること。川、海、湖や沼などだけでなく、水溜まり、汲み置きの水など身近な水もすべて澄んでくる。
掲句は小さな手帳を持ち歩いている作者の日常が思われる作品。「たなごころ」はてのひらの意で、漢字の表記では「掌」だが、この句では仮名書きの柔らかみが活かされていると思う。秋たけなわの水辺に立った作者の内面のゆとりが感じられる。『俳句四季』2024年12月号。
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