小鳥来る空の明るさ引きて来る 山田貴世

「小鳥来る」は、尉鶲(じょうびたき)、連雀(れんじゃく)、花鶏(あとり)、鶸(ひわ)などの小鳥たちが、秋に南方から渡ってくることをいう。四十雀などの留鳥のカラ類の小鳥が、秋に山地から平地に下りて来ることをもいう。

掲句は渡ってきた小鳥たちに対する親しみとともに、暑さから解放されて爽やかな季節を迎えた喜びや安堵が感じられる作品。天候が定まる晩秋の頃の明るい青空は、秋という季節のよろしさを感じさせてくれる。『俳壇』2024年9月号。


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