ペン先に花萱草のなだれ来る 対馬康子

「萱草」はユリ科の多年草で、原野や土手などに自生し、晩夏の頃、百合に似た橙赤色の花を咲かせる。

掲句は、屋外でペンを走らせているところを詠んだもの。「なだれ来る」の措辞から、土手などの傾斜地に群がり咲く萱草の花の明るさと量感が、一読眼裏に広がる。一本のペンと群生の花萱草が相対しているような印象がある。『俳句』2024年8月号。


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