「夏惜しむ」は去りゆく夏の名残を惜しむこと。「夏の果」の傍題。立秋を過ぎる頃、避暑地や旅先などで夏を惜しみ、また、日常生活のふとした瞬間に夏の終わりを実感する。
断捨離という言葉があるが、日々身の回りに置いているモノを捨て去るのは簡単でない。この夏もそれらのモノを捨てられないまま、季節の終りを迎えようとしている。作者の日常感覚の中に「夏惜しむ」という季語を活かしている一句。『俳句』2024年8月号。
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