「西瓜(すいか)」はウリ科の蔓性一年草。かつては秋に多く出回ったが、今は夏のうちから店頭に並び、夏の果物との印象が強い。歳時記では秋季に分類されている。
掲句は西瓜畑に佇んで少年時を思い起こしての作品。齢を重ねた人が若かりし自分自身に出会うことは、現実にはあり得ないが、想像の中では可能だ。掲句は、「十四歳の僕」が西瓜畑のどこかに潜んでいるという。十四歳といえば子供と大人の境のような年齢。大人としての今の自分は、十四歳頃出発したとも言えそうだ。『俳句界』2024年7月号。
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