花下で宴を開くなどして桜の花を愛でること。桜を賞翫するならわしは、初めは貴人の間で行われ、江戸時代には庶民にも広まった。季節柄華やかで開放的な気分があり、四季の行楽のなかでも随一のもの。古くは秋の豊作を願う予祝儀礼の意もあったという。花見客、花見船、花見酒、花の客など傍題も多い。

花下で宴を開くなどして桜の花を愛でること。桜を賞翫するならわしは、初めは貴人の間で行われ、江戸時代には庶民にも広まった。季節柄華やかで開放的な気分があり、四季の行楽のなかでも随一のもの。古くは秋の豊作を願う予祝儀礼の意もあったという。花見客、花見船、花見酒、花の客など傍題も多い。

「仏生会(ぶっしょうえ)」は釈迦の誕生日とされる4月8日にその降誕を祝う法会。各寺院では誕生仏を花御堂に安置し、参詣者はその像に甘茶をそそぐ。全国で行われるようになったのは、室町時代以降。仏生会に甘茶をいただくと無病息災で過ごせるともいわれる。
掲句は仏生会が行われる頃の季節感や気分を「顔つつむ茹で菜の湯気」で表そうとした作品。その時も、知人から頂いた大量のほうれん草を大鍋で茹でた。茹で上がった菜を笊に上げると、香しい湯気が顔を包んだ。仏生会の頃の大寺の厨房を想像してもらってもいいだろう。平成23年作。
ナデシコ科ハコベ属の一、二年草。古名は「はこべら」で春の七草の一つ。なお、春の七草はセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)。野原や道端など至るところに自生する。春、五弁の白い小花をつける。

蕨の根から採った澱粉を生地とした餅。黄粉をまぶしたり、黒蜜をかけたりして食べる。餡を入れたものもある。なお、市販の「蕨餅」は、サツマイモもやタピオカ、葛等から取れる澱粉を使用していることが多い。
