「一の午(うま)」「初午」は2月最初の午の日に稲荷神社や稲荷の祠で行われる祭礼で、豊作、商売繁盛、開運、家内安全が祈願される。稲荷の周りには赤い幟が立ち、赤飯や油揚げ、団子などが売られて賑わう。
掲句は、立春後間もない「一の午」の頃のひりひりするような季節感が感じられる作品。「風雲のちぎれて高し」の措辞は平明だが、風の強い2月の晴天が見えてくるような的確な描写だ。この浅春の空の下で、地上の祭礼は賑わっていることだろう。『俳壇』2024年5月号。
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