揚雲雀川蛇行して野を広げ

雲雀(ひばり)は、各地の麦畑や草原などに巣をつくる小鳥。繁殖期になると、オスは、縄張りを宣言するため盛んに囀りながら空高く舞い上がる。

掲句は蛇行して遠ざかる川を遠くまで見渡しての作品。関東地方を流れる川は数多いが、起伏に乏しい平坦な地を流れ去る川には、この地独特の趣がある。掲句の対象は東京と埼玉の県境を流れる柳瀬川。広々とした空と平地の真っただ中を雲雀が揚がっていった。令和5年作。

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