吊り売りの棒鱈越しに二三言

「棒鱈(ぼうだら)」は「干鱈」の傍題で春の季語。鱈を三枚におろして固く素干しにしたもの。

掲句は築地場外市場で見かけた光景を句にしたもの。干物屋では、煮干しなどが並んだ上に、風に捩れたような形をした棒鱈が、銭入れ籠とともに店先に吊ってあった。北国の荒々しい風土の爪痕が、その棒鱈に残されているように見えた。平成22年作。

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