直人の忌雨弾きつつ朴芽立つ

廣瀬直人忌は平成30年3月1日。俳誌『白露』を主宰し、自然詠を本領とする多くの作品を残した。廣瀬家の前庭の南には、今も朴の木が立っている。

掲句は、大きな尖るような芽を掲げている朴の木を見上げていての作品。私の旧師であり、内剛外柔のその柔和な笑顔がふと目に浮かんだ。逝去後3年が経過していた。令和3年作。

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