金星はひかりのしづく薄氷

薄氷(うすごおり)は春先になって薄く張る氷のこと。春になっても、夜間の放射冷却で冷え込んだ朝などに、薄く氷が張ることがある。

掲句は、春まだ浅い頃、近くの疎水べりを歩いていての作品。夜明け前、東の空にはひと際明るい金星が爛々と光を放っていた。その光の粒を見ながら川べりを歩いた。立春を過ぎて川が凍ることは稀になったが、その夜の冷え込みのため、川の澱んでいるところなどは薄く氷が張っていた。令和5年作。

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